683 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 00:00:19 ID:???
第135章 ジタリの遺跡 5
水の剣を手に、改めてジタリの遺跡に挑む一行。この塔ではククリはグルグルが使えない。
そういえば、グルグルは大人になると使えなくなるという。そしてククリの胸は膨らんできているが…
冗談めかしてごまかしているが、ニケとトマは不安におののいている。
その頃、いよいよ封印が解かれようとしていた。
この封印に入っているもの、それはこの塔の由来にさかのぼる。
建築中に塔が逆さまである事に気づいたイデルガは、ある魔法使いに
塔が倒れないように魔法をかけてもらった。
しかし、その魔法使いは魔王ギリの弟子だったのだ。
彼の魔力はやがて国を滅ぼし、世界中を火と石に変えていった。
そして、ギリがグルグルによって封印されるとともに彼の力もここに封印されたのだ。
そんな封印を解くわけには行かないと渋っていると、そこへいよいよニケがやってきた。

タテジワが迎え撃つが、これをジュジュが一人で倒してしまった。
今度はドンカマーがニケに襲い掛かる。
ニケはドンカマーに閉じ込められるが、水の剣の一撃で難なく脱出。
しかし、その拍子に封印を破壊してしまう。

実は、封印を解けるのはルナーではなくて勇者の持つ水の剣。
全てはドンカマーが仕組んだものだったのだ。
そして ── 封印されていたのはドンカマーの本体であった。
正体を現した ”黒い太陽” ドンカマーは、全てを石にするべく塔の屋上へと向かう。

それを阻止せんとにニケ達はこれを追いかける。
屋上にはあやしげな煙が立ち込めている…と思ったら、オヤジが踊っていた。
まぎらわしいとこれをツッコむと、なんとオヤジが元の姿に戻ったではないか。
これこそが「恥ずかしの拳」と勇者のツッコミの効果のようだ。
デマ達は危険を避けるために避難。ニケは水の剣でドンカマーを斬りつける。

しかし、ドンカマーは全てを石にするというその力で自らを復元してしまう。
おまけに、水の剣も切れてしまった。
絶体絶命。ドンカマーがオヤジを攻撃すると、オヤジは石像と化した。
たまらず逃げ出す一行。すると足場が崩れ、ククリは階下に落下してしまった。
ククリはニケに声をかけるが、返ってきたのは「来るな!!」の声。
屋上に戻ると、オヤジ同様に石像となったニケ・トマ・ジュジュの姿があった…

1 名前:マロン名無しさん :05/01/22 16:20:52 ID:???
月刊少年ガンガン1992年8月号にて魔法陣グルグル」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者が風のペン(羽根よりも軽く、ADSLより速い。ふだんはマフラーになる。)
を使うことで1日に1話ずつの速度で連載される。

【魔方陣グルグル 1巻から読む】
【連載中記事について】
684 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 05:10:17 ID:???
石化してもジュジュたんかわいいよ~
685 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 08:08:16 ID:???
しっかし、パンフォスでもそうだったが、
グルグルとおっぱいは切っても切れない関係なのか・・・
686 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 18:44:08 ID:???
なに、この緊迫した展開。このマンガでここまでハラハラしたのは初めて。
687 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 20:52:04 ID:???
ジュジュたん 強すぎ。
688 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 22:14:46 ID:???
オヤジが元に戻るシーンおもしろいw

689 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 00:01:03 ID:???
第136章 ジタリの遺跡 6
石像と化した三人を前に、途方に暮れるククリ。
ギップルが登場し空気を浄化するが、来るのが遅すぎた。
せめてククリだけでもとギップルは浄化を続ける。
”石にされた者が涙のしずくでよみがえる” そんな昔話もあるようだが、
世界中が石となるのならばククリ一人でいくら泣いても足りるものではない。

ククリは一人でデマに挑もうとするが、グルグルが使えないことを思い出す。
大人になったククリにはもう永久にグルグルは使えない。
ギリからククリを生きたまま連れて来いと指示されているデマは、
魔族に来るか、ここで石になるかの選択を迫る。
今にも泣き出しそうなククリ。その時、デマの頭に何かの影がかかる。
それは、巨大な瞳だった。ククリが泣き出すのと同時に、瞳からも滝のような涙が流れ出す。

「大人」といったって、涙が勝手に出てくる。ギップルに指摘されて、ククリは初めて瞳に気がつく。
これは間違いなくグルグルだ。瞳の流した涙は砂漠の石化を解き、草原へと変えていく。
その瞳が浮いている場所は、先日グルグルに失敗した場所だった。
いや、失敗ではなかった。「世界の修理人」のグルグルは、ちょっと時間がかかっただけだったのだ。
その効果によって、ニケ達の石化も無事に解けた。ククリは涙を流してニケに抱きついた。

だが、戦いはまだ終わっていない。
ニケ達が逃げ出すと、そこへ「爺ファンタジー」が飛んできた。

じじい達がアニメのオープニング風に魔物を足止めしている間に、ニケ達は塔を抜け出す。
そして、勇者の拳が遂に炸裂する。誰もちゃんとツッコまなかったばかりに、えらい事になってしまったソレに対して。
「 こ の 塔 さ か さ ま な ん じ ゃ ~ ~ ~ い !!」

ニケの渾身のツッコミを受けて塔は本来の姿に戻り、ドンカマーはそれに潰されてしまった。
デマは捨てゼリフを残して退散した。
そこに現れたのは石化が解けて踊りまくるオヤジの姿だったが、もはやツッコむ気力はない。
しかし、それは意外に平和なひとときであった。

690 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 03:07:03 ID:???
爺ファンタジー凄ぇw
♪超高齢 超高齢 超超超超 超高齢 のメロディーはやっぱりモー娘。の曲か?

691 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 05:04:08 ID:???
ククリちゃんの涙は最強です。
あんなに好かれるニケって コノ幸せものがぁ~。
692 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 17:45:37 ID:???
よく言うじゃないか、女の涙には誰も適わないって。
え?泣く子と(n
693 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 19:58:59 ID:???
爺ファンタジーの歌ワロスw
どうでもいいけど『完結しない超大作 おさまりきらない外伝(むかしばなし)』って
Gファンのあのマンガのことだよな…さすがに皮肉り過ぎだろw

694 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 20:14:38 ID:???
世界の修理人ククリたん
695 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 00:01:15 ID:???
第137章 風の王の山
石化が解けたことで気温が低くなり、ククリの露出度も減った。
ククリが大人になったんじゃないかと信じた、と今回の戦いを振り返るニケに、
ククリはどちらが良かったかと尋ねる。
ニケがクサいセリフを返そうとすると、それに先んじてギップルが空気を清浄し始めた。
なにしろギップルは風の精霊だから

…そう、これから会いに行く風の王はギップル達の王なのだ。
というわけで、ジタリの遺跡を後にして風の王に会いに旅立った。
その姿を見送る爺ファンタジー。彼らの挑戦は終わらない。
次回 「爺ファンタジー2 こいくち」 ご期待ください。
目指す風の王の山は高く険しくそびえ立っている。
休憩してニケが用を足していると、ククリたちの前に魔物が現れた。
トイレから戻ってきたニケは水の剣を携えていた。その剣の出所は…?
それを見た魔物は一目散に逃げ出す。ククリたちもまた、茂みに逃げ込んだ。

そんなこんなで歩き続けていると、風が強くなってきた。ギップルの村が近くなってきた証拠だ。
風の王や精霊達は、そこから世界中に新鮮な空気を送り出しているという。
風の匂いは急に懐かしい事を思い出させたりする。
などと感慨にふけっているククリは盛大にパンモロを披露してしまった。

そして、いよいよ間近に迫ったギップルの村。
そこはフンドシだらけで、ギップルそっくりの精霊達が大挙して気合を入れていた。
実に神秘的(?)な、風の製造風景であった。

あまりのショックにククリは気絶してしまった。
ギップルによれば、風の王は相当の変わり者らしい。
王に気に入られなければ剣はもらえない。
一行は、気合を入れて風の王の館の前に立った。
696 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 00:45:15 ID:???
今までも大概変わった人(主にオッサン)が出てきたが、これ以上どう変わった人が出てくるというのか。
697 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 02:27:07 ID:???
ふんどし…
698 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 05:25:22 ID:???
ニケの小水剣。 激ワロス 子供はこうじゃなきゃ。
でククリちゃんの諸。
大サービスだな。
699 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 00:02:13 ID:???
第138章 風の王の恐怖
ニケが一人で風の王の館に入ると、落ち着いた雰囲気の男性が座っている。
話しかけようとすると、ニケの頭に金ダライが直撃した。
男性のほうを向き直ると、彼の頭にも金ダライが直撃した。
訳が分からず、とりあえず館を出る。第一ラウンドはニケの負けだ。
気を取り直してもう一度館に入ると、先程とは別の男が立っている。さらにもう一人、男が現れた。
もういやだ。ニケは館を後にしようとする。
風の王は常識にとらわれない人物。変化・流動こそ風の力なのだ。
それならば、こちらも常識はずれの笑いをとろうということで、サンバの衣装で三度館に突入する。

…かぶった…しかも向こうのがゴージャス… orz
なんとかコミュニケーションをとろうと風の王に話しかけてみたら、あっさり通じた。
風の王はニケに本当の姿を見せる。その姿は意外にも若く、まともでカッコいい。
が、流石はギップル達の王。彼らと同じくフンドシを着用している。

ニケと話を始める風の王だったが、話し始めて間もなくしてそわそわしだした。今着ている服に飽きたらしい。
服を着替えて話を再開するが、また様子が変だ。今度はニケの顔に飽きたという。
仕方がないのでニケは仲間たちと交替で話を聞くことにした。
こうしてニケ達は、風の剣を手に入れる為に風の洞くつから魔法石を持ち帰るという
テストを受ける事になった。
洞くつに入ると「風のように~」との声が聞こえてきた。
それと同時に、眼前には壁から槍が突き出してくる。

トマが槍の出現パターンを解析し、オヤジが槍に挑む。が、無理だった。
今度はニケが、トマの調べたパターンに従って槍に突っ込む。

が、途中で止まってしまった。
このままだと危ない!!
いっかげつおまちください

700 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 05:26:57 ID:???
ニケきゅんいつのまにサンバ服を
ジュジュ様のニケ服 名札にじゅじゅとあったのには笑えた
自然界の王に対してイーを決めることが出来るのは
ジュジュ様だけなんだろうな。

701 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 11:15:42 ID:???
パロディウス
702 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 13:44:14 ID:???
なるほど、確かに変わった人だ。が、あんなカッコいい人だとは思わなかった。
703 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 16:49:43 ID:???
若い男性は少ないキャラだな。
描くのっておやじばっかりだったから
704 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 00:02:04 ID:???
第139章 新たなる旅立ち
─勇者 死す─
泣きじゃくるククリ。だが、いつまでも悲しんでいる訳にもいかない。
これからはニケの分まで頑張らなければ。
ニケ達は魔法石を手に入れた。…って、あれ?冒頭の「勇者死す」って?
実は、「自分の剣」で槍を撃破、ニケは風のような剣技を身につけて無事に罠を切り抜けたのだった。


早速魔法石を持って風の王の元へ。
王は、羽根より軽くADSLより速い風の剣を託し、ニケに期待していると告げる。
風の剣は普段はマフラーとしてニケの首に収まるようになっている。

さあ、これで自然界の4つの剣が揃った。
そこへ祝福の言葉と共に火の王、地の王、水の王が揃って現れたのだった。

705 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 03:00:51 ID:???
変なオッサン大集合キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
706 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 03:04:20 ID:???
これだけ揃うと圧巻というか壮観というか…
しかし、冒頭部分は反則だよな。風の王以上に常識にとらわれない展開というか。
707 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 05:56:58 ID:???
これこそ衛藤クオリティー
すばらしい展開じゃないか
708 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 16:09:08 ID:???
ここまで盛り上げたのだから、アニメの最終回みたいに
「やっぱ、やーめた。」とか言わないで欲しいな。
まあ、アレはアレで良かった訳だが。
709 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 18:31:39 ID:???
こうしてみると火の王は結構まともだったんだな
710 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 23:20:05 ID:???
展開速くなりすぎ。
5巻:啓示
8巻:火の剣
11巻:地の剣
14巻:水の剣
と来たら風の剣は17巻じゃないのか。
711 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 00:00:36 ID:???
第140章 上陸! ザン大陸
自然界の王達はニケに告げる。最後の大陸「ザン」へ行けと。
そこで魔王ギリと対面したとき、四つの剣はひとつになるのだ。
ザン大陸とは、これまでに巡った4つの大陸に囲まれた幻の大陸である。

最後の大陸に向けて出かける準備をしようとしていると、風の王が一行を泊めるといってきた。
その言葉に甘えてテントに入ると…それは風の王の服の中だった。

翌朝、さすがに眠れなかった一行は眠い目をこすりながら旅の準備をする。
ザン大陸に向けて意気込み充分なオヤジに対し、ククリから無情のツッコミが。
「えっ キタキタおやじさん来るの?」
言われてみれば当然の疑問だ。そもそもオヤジの目的はキタキタ踊りの後継者探しのはず。
しかしオヤジは開き直った。魔王ギリを説得してキタキタ踊りの後継者にすると言い出した。

向かうべき新大陸は遠い。
船を用意しようかと思うが、プラトー教のルナーであるジュジュはあくまでも「鳥」にこだわる。
その言葉を受けてククリはヨンヨンを呼び出す。ジュジュもこれに納得した。
鳥に憧れて旅に出たジュジュだが、ククリの自由な気持ち、自由な魔法が彼女にとっての「鳥」であった。

しかし、力及ばずヨンヨンは途中で力尽きてしまう。
不要なアイテムを捨てて軽くするが、どんどん沈んでいく。

これではイタチごっこだ。ジュジュは「イタチごっこ」と紙に書き留めると、神に祈りを捧げた。
するとヨンヨンが進化したではないか。ククリとジュジュの共同制作。これでひとつの夢になった。

進め ザン大陸へ。今までの苦労を思い出しながら、いよいよ言えてきたザン大陸。
が、一行の前に現れたのは風の王と精霊達。方向を間違えていたようだ。

712 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 00:31:35 ID:???
風の王はまともそうだったのに…
713 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 00:49:14 ID:???
>「えっ キタキタおやじさん来るの?」
激ワロタ。つーか、今までもなんでついてきてたのか。
714 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 05:14:36 ID:???
ククリちゃん=鳥はシンボル的に出てくるな
漏れもそうおもう
715 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 08:12:28 ID:???
>不要なアイテムを捨てて
これが後で仇にならんといいが・・・
716 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 18:27:04 ID:???
キョッキリキェ~!
717 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 23:33:48 ID:???
とにかくいらないものをすてるんだ!
↓
///
o+< ←キタキタおやじ
719 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 00:01:54 ID:???
>>717
トルネコワロスw
718 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 00:00:13 ID:???
第141章 ザン大陸のひみつ
ついに勇者たちはその地に降り立った。 ザン大陸 魔王ギリの地。
そのヤバい雰囲気を前にニケとククリはおじけづき、いきなり帰ろうとしている。
すると、ジュジュが自分達の助けになってくれる人を察知してその方向を指し示す。

石だらけの道を歩いていると石の魔物が現れた。
ニケは手に入れたばかりの風の剣を手に取った。
風の剣 ─ 風のように速く、一瞬にして弱点を捜しとどめを刺す ── ときもあるにゃあ。
風だけに気まぐれで、その効果も出たり出なかったりするようだ。
魔物から逃げるニケの前に、レイドが現れた。

が、タテジワの手が滑ってパンツ一丁で魔物に追いかけられるハメに。
その隙に再び逃げ出すが、らちがあかない。
そんな中で、ジュジュは前回書き留めた「イタチごっこ」をニケに示す。
それを見てニケは思いついた。
「イタチごっこかよ!!」 「石かよ!!」

勇者のツッコミで魔物を撃破。しかし、数をこなすうちにツッコミも弱くなってきた。
味方の方がよほどツッコミ甲斐があるというのに…

720 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 05:16:58 ID:???
キ・キモ レイドのスポーン。
どうせなら・・・・・・・・・・・・・・・
721 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 21:57:23 ID:???
風の剣最高w
722 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 00:03:15 ID:???
第142章 ナゾの男? 登場!
迫り来る魔物に対し、ククリがグルグルを放つ。地面がせり上がり、魔物の行く手を阻む。
凄い魔法だが、当のククリは半ば混乱気味で、自分で何を描いているのかもわからずに杖をぐるぐるしている。
せり上がった地面は壁となり魔物を取り囲み、迷路に閉じ込めた。
ククリの描いたそれは「妖精の迷路」と呼ばれるもので、ククリの迷う心がそのまま迷路を形作ったのだ。

オヤジとはぐれたままその場を逃げ出し休憩する一行。
気がつくと、ククリの杖が磨り減って穴が開いている。
その穴を覗くと、中には手紙と鍵が入っていた。それは魔法オババが仕込んだものだった。
その手紙によれば、このザン大陸でミグミグ族の秘密とククリのすべき事が明かされるようだ。

ミグミグ族の秘密。それはククリの両親の事なのか。
山の上を目指す一行の前に、多くの火を噴く魔物とオヤジが立ちはだかる。
この山を登るのは難しい。
一行が立ち往生していると、そこへクルジェが現れた。地の王の指示で助けに来てくれたのだ。

クルジェの用意した乗り物で山を登り終えた。それを動かしていたのは地の王だった。
山頂には、魔物と見紛うような建物があった。これが、ジュジュの感じていた味方のようだ。
杖から出てきた鍵でその扉を開き、中に入る。
そこには彼らを三百年待っていたと言う謎のマスクマンがいた。
マスクマンがその正体を明かす。マスクの下にはオッサンの顔。
オッサンはニケ達が驚かない事にショックを受けているが、ニケ達はその顔に見覚えがない。
ヨテロフ村に寄っていれば、彼の用意した数々のイベントが待ち受けていたらしい。
彼の20年に渡る努力は徒労に終わった。

で、このオッサンは大僧正「ファンザナ・ファイナム」。
彼はミグミグ族と魔王の秘密を握っているようだ。

723 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 02:48:14 ID:???
ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ にバギワロスwww
乗ってみてぇeeeeee!
724 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 03:29:30 ID:???
相変わらずクルジェは頼もしいな。
にしても、本当にヨテロフ村に寄らなくて良かった。
725 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 05:07:48 ID:???
ククリたんにわかりま千円言わせる事はないだろ

726 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 19:08:19 ID:???
イベント…こういうネタ好きだなww
727 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 00:00:36 ID:???
第143章 ファンザナのほこらにて
ミグミグ族の秘密を知る大僧正ファンザナ・ファイナム。
彼の祖先は昔ミグミグ族に命を助けられ、300年後にここでミグミグ族に伝言を伝える役を引き受けたのだ。
さんざんじらされた末に明かされたその内容は
ミグミグ族は魔法陣の中にいます

とういうものだった。そして、明かされる「恋するハート」の秘密。
恋するハートは、自分の周りに魔法陣を描くことで魔法陣の外側に効果が現れる。
つまり、自分以外の世界中がすべて平和に包まれるのだ。
そして魔法陣の中のミグミグ族は「アナスタシア」と呼ばれる天界へ登る。
かつてギリを封印したミグミグ族もアナスタシアで暮らしており、
ギリの復活に備えひとりの女の子を地上にもたらした。
それが、ククリだ。ククリの両親は天界におり、ククリもまた、恋するハートを使うことでそこへ行ける。

そして、ニケもまた魔法陣の中に入り天界へと行くことになる。
そうしなければククリは失恋することになり、恋するハートは使えないからだ。
ククリはニケを気遣って他の手段があるかもというが、ククリだって両親に会いたいはず。
いずれはっきりさせるべき事だったのだ。
世界を救う勇者になる気が本当にあるのか。それと、ククリの事を。
一方、ジュジュは密かにアナスタシアに行きたがっている。
翌朝、ファンザナからこの先の様子を聞く。
この先は一本道だが多くの魔物が襲ってくるファイナルファイト系のようだ。

ファンザナはニケに伝説のアイテムを授ける。しかし、それはあまりに恥ずかしいデザインだった。
そんなアイテムだが、オヤジにぴったりフィットしている。

もしかして本当にオヤジが勇者…?
と思ったが、ここは流石のオヤジも遠慮して伝説のアイテムを外す事にした。
が、外れない。呪われていた。
こうして一行はファンファイのほこらを後にしたのであった。
728 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 14:52:13 ID:???
さあ、盛り上がって参りました!!
729 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 16:50:43 ID:???
最強の防具は親父が装備する決まりなのか?
730 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 18:42:11 ID:???
そういや草の装備もそうだったっけ。
でも頭の防具の方はべつにおかしいとは思わなかったけどな。
731 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 00:04:59 ID:???
第144章 ギリの城へ 1
ギリの城へ向けて歩き始めた一行。かなり歩いたが、ファンファイのほこらがやけに近くに見える。
ファンファイのほこらには飛行能力があり、一行の後を付いて来ていたのだ。
ファンファイは、自分もアナスタシアへ行きたいという。そして、ジュジュもまた。
みんながククリに魅かれて旅してきたのは、ククリこそが選ばれたひとりをアナスタシアへ連れて行く
天使だからだと、ジュジュは言う。

一行はファンファイのほこらに乗ってギリの城を目指す。
しかし、空を飛ぶ魔物がほこらに攻撃を仕掛けてきた。
魔物の体当たりを喰らって岩にぶつかるが、怪我の功名、ギリの城の上空に辿り着いた。

しかし魔物の攻撃は執拗だ。攻撃の機能を持たないほこらは、ついに天井を破られてしまった。
その穴から身を乗り出してニケが魔物を迎撃する。

しかし、真上から突っ込んで来た魔物に対応しきれず、魔物が穴にはまり込む形となった。
なんとか応戦しようと杖で踏ん張るククリだったが、杖はこれに耐え切れず、真ん中から折れてしまった。

732 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 06:08:37 ID:???
ククリたんの魔法陣の杖 ミグミグ族の遺産と思っていた
そりゃ穴開いているわけだからぺきっと折れる罠
それだけ腕に力を持ってきたんだね。
733 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 15:02:52 ID:???
ファンファイのほこらは、FFでいう飛空挺みたいなものか…?
でもなんか遅そうw
734 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 15:20:58 ID:???
ニケとククリちゃんのランデブーに着いて行ったらまずいぜよ。 ジュジュちゃんならまだしも・・・
735 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 19:58:25 ID:???
箒でもグルグル描けるんだから杖折れても問題ないな
736 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 20:19:42 ID:???
そろそろまとめに入った来た様なのでTVの終わりごろのようにルンルンさんも合流して欲しいな。
プードルはどっちでもいい。
737 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 22:43:57 ID:???
カヤの再登場は必至
738 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 00:00:50 ID:???
第145章 ギリの城へ 2
ククリの杖が折れてしまった。魔物の重みでほこらも下降している。
杖がないとグルグルが描けないと泣き出すククリ。
杖がなくても空中に描ける事をジュジュが諭すが、ククリは聞き入れない。
だが、それではダメなのだ。より自由で強力なグルグルを使うには、杖に頼っていてはいけない。
それは、好きな人に告白するときに友達に頼むか自分で直接告白するかぐらいに
インパクトが違うし、勇気がいる事なのだ。

そうこうしている間にもほこらはどんどん落下している。
ククリはついに覚悟を決めて杖なしでグルグルに挑戦する。
空中に指で魔法陣を描くククリ。グルグルで番犬を呼び出すことに成功した。

しかし、番犬は魔物ではなくオヤジを侵入者とみなして追い出して終わってしまった。
ほこらはついに横岩に接触し、谷底まで一直線に滑り落ちる。
谷底に降り立つ一行。オヤジもいつの間にか復帰しているが、もう驚かない。
突然、そのオヤジの股間が煙を吐き始めた。

伝説のアイテムから発生した煙はワンチンの具象気体だった。
今回はカッコいい姿だと思ったがそれは一部分だけ。やはり適当な姿だ。

この具象気体、伝説の防具を身につけたニケがククリと手を取り合った瞬間に
出現するように仕掛けられていた。
だが、ワンチンは「がんばれ」とだけ言って消えてしまった。…なんちゃってな。
その時、ニケの背後に何者かが出現。ククリに声をかけられて振り向くと、そこには…

739 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 00:23:00 ID:???
オヤジの股間から煙ギガワロスwww
740 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 00:48:18 ID:???
オヤジ最低w
741 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 04:20:07 ID:???
ククリちゃん あんな泣き方しない
うぁぁぁぁぁぁ~んと泣いて欲しい
ニケの場合と泣き分けているのだろうか
742 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 22:04:17 ID:???
ジュジュの恋愛論で「ああ~いいこといってんなあ~」としみじみ和んでこれからの
展開に期待したのに…オヤジのくだりでぶちこわしwww
あのページだけでどんぶり5杯は軽くいけるね
魔法陣グルグル 連載中 [ 16巻 ]
うしおととら連載中 まとめ
レベルE 連載中 まとめ
封神演義 連載中 まとめ
寄生獣 連載中 まとめ

第135章 ジタリの遺跡 5
水の剣を手に、改めてジタリの遺跡に挑む一行。この塔ではククリはグルグルが使えない。
そういえば、グルグルは大人になると使えなくなるという。そしてククリの胸は膨らんできているが…
冗談めかしてごまかしているが、ニケとトマは不安におののいている。
その頃、いよいよ封印が解かれようとしていた。
この封印に入っているもの、それはこの塔の由来にさかのぼる。
建築中に塔が逆さまである事に気づいたイデルガは、ある魔法使いに
塔が倒れないように魔法をかけてもらった。
しかし、その魔法使いは魔王ギリの弟子だったのだ。
彼の魔力はやがて国を滅ぼし、世界中を火と石に変えていった。
そして、ギリがグルグルによって封印されるとともに彼の力もここに封印されたのだ。
そんな封印を解くわけには行かないと渋っていると、そこへいよいよニケがやってきた。

タテジワが迎え撃つが、これをジュジュが一人で倒してしまった。
今度はドンカマーがニケに襲い掛かる。
ニケはドンカマーに閉じ込められるが、水の剣の一撃で難なく脱出。
しかし、その拍子に封印を破壊してしまう。

実は、封印を解けるのはルナーではなくて勇者の持つ水の剣。
全てはドンカマーが仕組んだものだったのだ。
そして ── 封印されていたのはドンカマーの本体であった。
正体を現した ”黒い太陽” ドンカマーは、全てを石にするべく塔の屋上へと向かう。

それを阻止せんとにニケ達はこれを追いかける。
屋上にはあやしげな煙が立ち込めている…と思ったら、オヤジが踊っていた。
まぎらわしいとこれをツッコむと、なんとオヤジが元の姿に戻ったではないか。
これこそが「恥ずかしの拳」と勇者のツッコミの効果のようだ。
デマ達は危険を避けるために避難。ニケは水の剣でドンカマーを斬りつける。

しかし、ドンカマーは全てを石にするというその力で自らを復元してしまう。
おまけに、水の剣も切れてしまった。
絶体絶命。ドンカマーがオヤジを攻撃すると、オヤジは石像と化した。
たまらず逃げ出す一行。すると足場が崩れ、ククリは階下に落下してしまった。
ククリはニケに声をかけるが、返ってきたのは「来るな!!」の声。
屋上に戻ると、オヤジ同様に石像となったニケ・トマ・ジュジュの姿があった…

1 名前:マロン名無しさん :05/01/22 16:20:52 ID:???
月刊少年ガンガン1992年8月号にて魔法陣グルグル」という漫画が掲載された。
この漫画について語ろうじゃないか。
尚、この漫画は作者が風のペン(羽根よりも軽く、ADSLより速い。ふだんはマフラーになる。)
を使うことで1日に1話ずつの速度で連載される。

【魔方陣グルグル 1巻から読む】
【連載中記事について】
684 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 05:10:17 ID:???
石化してもジュジュたんかわいいよ~
685 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 08:08:16 ID:???
しっかし、パンフォスでもそうだったが、
グルグルとおっぱいは切っても切れない関係なのか・・・
686 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 18:44:08 ID:???
なに、この緊迫した展開。このマンガでここまでハラハラしたのは初めて。
687 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 20:52:04 ID:???
ジュジュたん 強すぎ。
688 :マロン名無しさん :2005/07/07(木) 22:14:46 ID:???
オヤジが元に戻るシーンおもしろいw

689 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 00:01:03 ID:???
第136章 ジタリの遺跡 6
石像と化した三人を前に、途方に暮れるククリ。
ギップルが登場し空気を浄化するが、来るのが遅すぎた。
せめてククリだけでもとギップルは浄化を続ける。
”石にされた者が涙のしずくでよみがえる” そんな昔話もあるようだが、
世界中が石となるのならばククリ一人でいくら泣いても足りるものではない。

ククリは一人でデマに挑もうとするが、グルグルが使えないことを思い出す。
大人になったククリにはもう永久にグルグルは使えない。
ギリからククリを生きたまま連れて来いと指示されているデマは、
魔族に来るか、ここで石になるかの選択を迫る。
今にも泣き出しそうなククリ。その時、デマの頭に何かの影がかかる。
それは、巨大な瞳だった。ククリが泣き出すのと同時に、瞳からも滝のような涙が流れ出す。

「大人」といったって、涙が勝手に出てくる。ギップルに指摘されて、ククリは初めて瞳に気がつく。
これは間違いなくグルグルだ。瞳の流した涙は砂漠の石化を解き、草原へと変えていく。
その瞳が浮いている場所は、先日グルグルに失敗した場所だった。
いや、失敗ではなかった。「世界の修理人」のグルグルは、ちょっと時間がかかっただけだったのだ。
その効果によって、ニケ達の石化も無事に解けた。ククリは涙を流してニケに抱きついた。

だが、戦いはまだ終わっていない。
ニケ達が逃げ出すと、そこへ「爺ファンタジー」が飛んできた。

じじい達がアニメのオープニング風に魔物を足止めしている間に、ニケ達は塔を抜け出す。
そして、勇者の拳が遂に炸裂する。誰もちゃんとツッコまなかったばかりに、えらい事になってしまったソレに対して。
「 こ の 塔 さ か さ ま な ん じ ゃ ~ ~ ~ い !!」

ニケの渾身のツッコミを受けて塔は本来の姿に戻り、ドンカマーはそれに潰されてしまった。
デマは捨てゼリフを残して退散した。
そこに現れたのは石化が解けて踊りまくるオヤジの姿だったが、もはやツッコむ気力はない。
しかし、それは意外に平和なひとときであった。

690 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 03:07:03 ID:???
爺ファンタジー凄ぇw
♪超高齢 超高齢 超超超超 超高齢 のメロディーはやっぱりモー娘。の曲か?

691 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 05:04:08 ID:???
ククリちゃんの涙は最強です。
あんなに好かれるニケって コノ幸せものがぁ~。
692 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 17:45:37 ID:???
よく言うじゃないか、女の涙には誰も適わないって。
え?泣く子と(n
693 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 19:58:59 ID:???
爺ファンタジーの歌ワロスw
どうでもいいけど『完結しない超大作 おさまりきらない外伝(むかしばなし)』って
Gファンのあのマンガのことだよな…さすがに皮肉り過ぎだろw

694 :マロン名無しさん :2005/07/08(金) 20:14:38 ID:???
世界の修理人ククリたん
695 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 00:01:15 ID:???
第137章 風の王の山
石化が解けたことで気温が低くなり、ククリの露出度も減った。
ククリが大人になったんじゃないかと信じた、と今回の戦いを振り返るニケに、
ククリはどちらが良かったかと尋ねる。
ニケがクサいセリフを返そうとすると、それに先んじてギップルが空気を清浄し始めた。
なにしろギップルは風の精霊だから

…そう、これから会いに行く風の王はギップル達の王なのだ。
というわけで、ジタリの遺跡を後にして風の王に会いに旅立った。
その姿を見送る爺ファンタジー。彼らの挑戦は終わらない。
次回 「爺ファンタジー2 こいくち」 ご期待ください。
目指す風の王の山は高く険しくそびえ立っている。
休憩してニケが用を足していると、ククリたちの前に魔物が現れた。
トイレから戻ってきたニケは水の剣を携えていた。その剣の出所は…?
それを見た魔物は一目散に逃げ出す。ククリたちもまた、茂みに逃げ込んだ。

そんなこんなで歩き続けていると、風が強くなってきた。ギップルの村が近くなってきた証拠だ。
風の王や精霊達は、そこから世界中に新鮮な空気を送り出しているという。
風の匂いは急に懐かしい事を思い出させたりする。
などと感慨にふけっているククリは盛大にパンモロを披露してしまった。

そして、いよいよ間近に迫ったギップルの村。
そこはフンドシだらけで、ギップルそっくりの精霊達が大挙して気合を入れていた。
実に神秘的(?)な、風の製造風景であった。

あまりのショックにククリは気絶してしまった。
ギップルによれば、風の王は相当の変わり者らしい。
王に気に入られなければ剣はもらえない。
一行は、気合を入れて風の王の館の前に立った。
696 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 00:45:15 ID:???
今までも大概変わった人(主にオッサン)が出てきたが、これ以上どう変わった人が出てくるというのか。
697 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 02:27:07 ID:???
ふんどし…
698 :マロン名無しさん :2005/07/09(土) 05:25:22 ID:???
ニケの小水剣。 激ワロス 子供はこうじゃなきゃ。
でククリちゃんの諸。
大サービスだな。
699 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 00:02:13 ID:???
第138章 風の王の恐怖
ニケが一人で風の王の館に入ると、落ち着いた雰囲気の男性が座っている。
話しかけようとすると、ニケの頭に金ダライが直撃した。
男性のほうを向き直ると、彼の頭にも金ダライが直撃した。
訳が分からず、とりあえず館を出る。第一ラウンドはニケの負けだ。
気を取り直してもう一度館に入ると、先程とは別の男が立っている。さらにもう一人、男が現れた。
もういやだ。ニケは館を後にしようとする。
風の王は常識にとらわれない人物。変化・流動こそ風の力なのだ。
それならば、こちらも常識はずれの笑いをとろうということで、サンバの衣装で三度館に突入する。

…かぶった…しかも向こうのがゴージャス… orz
なんとかコミュニケーションをとろうと風の王に話しかけてみたら、あっさり通じた。
風の王はニケに本当の姿を見せる。その姿は意外にも若く、まともでカッコいい。
が、流石はギップル達の王。彼らと同じくフンドシを着用している。

ニケと話を始める風の王だったが、話し始めて間もなくしてそわそわしだした。今着ている服に飽きたらしい。
服を着替えて話を再開するが、また様子が変だ。今度はニケの顔に飽きたという。
仕方がないのでニケは仲間たちと交替で話を聞くことにした。
こうしてニケ達は、風の剣を手に入れる為に風の洞くつから魔法石を持ち帰るという
テストを受ける事になった。
洞くつに入ると「風のように~」との声が聞こえてきた。
それと同時に、眼前には壁から槍が突き出してくる。

トマが槍の出現パターンを解析し、オヤジが槍に挑む。が、無理だった。
今度はニケが、トマの調べたパターンに従って槍に突っ込む。

が、途中で止まってしまった。
このままだと危ない!!
いっかげつおまちください

700 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 05:26:57 ID:???
ニケきゅんいつのまにサンバ服を
ジュジュ様のニケ服 名札にじゅじゅとあったのには笑えた
自然界の王に対してイーを決めることが出来るのは
ジュジュ様だけなんだろうな。

701 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 11:15:42 ID:???
パロディウス
702 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 13:44:14 ID:???
なるほど、確かに変わった人だ。が、あんなカッコいい人だとは思わなかった。
703 :マロン名無しさん :2005/07/10(日) 16:49:43 ID:???
若い男性は少ないキャラだな。
描くのっておやじばっかりだったから
704 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 00:02:04 ID:???
第139章 新たなる旅立ち
─勇者 死す─
泣きじゃくるククリ。だが、いつまでも悲しんでいる訳にもいかない。
これからはニケの分まで頑張らなければ。
ニケ達は魔法石を手に入れた。…って、あれ?冒頭の「勇者死す」って?
実は、「自分の剣」で槍を撃破、ニケは風のような剣技を身につけて無事に罠を切り抜けたのだった。


早速魔法石を持って風の王の元へ。
王は、羽根より軽くADSLより速い風の剣を託し、ニケに期待していると告げる。
風の剣は普段はマフラーとしてニケの首に収まるようになっている。

さあ、これで自然界の4つの剣が揃った。
そこへ祝福の言葉と共に火の王、地の王、水の王が揃って現れたのだった。

705 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 03:00:51 ID:???
変なオッサン大集合キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
706 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 03:04:20 ID:???
これだけ揃うと圧巻というか壮観というか…
しかし、冒頭部分は反則だよな。風の王以上に常識にとらわれない展開というか。
707 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 05:56:58 ID:???
これこそ衛藤クオリティー
すばらしい展開じゃないか
708 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 16:09:08 ID:???
ここまで盛り上げたのだから、アニメの最終回みたいに
「やっぱ、やーめた。」とか言わないで欲しいな。
まあ、アレはアレで良かった訳だが。
709 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 18:31:39 ID:???
こうしてみると火の王は結構まともだったんだな
710 :マロン名無しさん :2005/07/11(月) 23:20:05 ID:???
展開速くなりすぎ。
5巻:啓示
8巻:火の剣
11巻:地の剣
14巻:水の剣
と来たら風の剣は17巻じゃないのか。
711 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 00:00:36 ID:???
第140章 上陸! ザン大陸
自然界の王達はニケに告げる。最後の大陸「ザン」へ行けと。
そこで魔王ギリと対面したとき、四つの剣はひとつになるのだ。
ザン大陸とは、これまでに巡った4つの大陸に囲まれた幻の大陸である。

最後の大陸に向けて出かける準備をしようとしていると、風の王が一行を泊めるといってきた。
その言葉に甘えてテントに入ると…それは風の王の服の中だった。

翌朝、さすがに眠れなかった一行は眠い目をこすりながら旅の準備をする。
ザン大陸に向けて意気込み充分なオヤジに対し、ククリから無情のツッコミが。
「えっ キタキタおやじさん来るの?」
言われてみれば当然の疑問だ。そもそもオヤジの目的はキタキタ踊りの後継者探しのはず。
しかしオヤジは開き直った。魔王ギリを説得してキタキタ踊りの後継者にすると言い出した。

向かうべき新大陸は遠い。
船を用意しようかと思うが、プラトー教のルナーであるジュジュはあくまでも「鳥」にこだわる。
その言葉を受けてククリはヨンヨンを呼び出す。ジュジュもこれに納得した。
鳥に憧れて旅に出たジュジュだが、ククリの自由な気持ち、自由な魔法が彼女にとっての「鳥」であった。

しかし、力及ばずヨンヨンは途中で力尽きてしまう。
不要なアイテムを捨てて軽くするが、どんどん沈んでいく。

これではイタチごっこだ。ジュジュは「イタチごっこ」と紙に書き留めると、神に祈りを捧げた。
するとヨンヨンが進化したではないか。ククリとジュジュの共同制作。これでひとつの夢になった。

進め ザン大陸へ。今までの苦労を思い出しながら、いよいよ言えてきたザン大陸。
が、一行の前に現れたのは風の王と精霊達。方向を間違えていたようだ。

712 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 00:31:35 ID:???
風の王はまともそうだったのに…
713 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 00:49:14 ID:???
>「えっ キタキタおやじさん来るの?」
激ワロタ。つーか、今までもなんでついてきてたのか。
714 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 05:14:36 ID:???
ククリちゃん=鳥はシンボル的に出てくるな
漏れもそうおもう
715 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 08:12:28 ID:???
>不要なアイテムを捨てて
これが後で仇にならんといいが・・・
716 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 18:27:04 ID:???
キョッキリキェ~!
717 :マロン名無しさん :2005/07/12(火) 23:33:48 ID:???
とにかくいらないものをすてるんだ!
↓
///
o+< ←キタキタおやじ
719 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 00:01:54 ID:???
>>717
トルネコワロスw
718 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 00:00:13 ID:???
第141章 ザン大陸のひみつ
ついに勇者たちはその地に降り立った。 ザン大陸 魔王ギリの地。
そのヤバい雰囲気を前にニケとククリはおじけづき、いきなり帰ろうとしている。
すると、ジュジュが自分達の助けになってくれる人を察知してその方向を指し示す。

石だらけの道を歩いていると石の魔物が現れた。
ニケは手に入れたばかりの風の剣を手に取った。
風の剣 ─ 風のように速く、一瞬にして弱点を捜しとどめを刺す ── ときもあるにゃあ。
風だけに気まぐれで、その効果も出たり出なかったりするようだ。
魔物から逃げるニケの前に、レイドが現れた。

が、タテジワの手が滑ってパンツ一丁で魔物に追いかけられるハメに。
その隙に再び逃げ出すが、らちがあかない。
そんな中で、ジュジュは前回書き留めた「イタチごっこ」をニケに示す。
それを見てニケは思いついた。
「イタチごっこかよ!!」 「石かよ!!」

勇者のツッコミで魔物を撃破。しかし、数をこなすうちにツッコミも弱くなってきた。
味方の方がよほどツッコミ甲斐があるというのに…

720 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 05:16:58 ID:???
キ・キモ レイドのスポーン。
どうせなら・・・・・・・・・・・・・・・
721 :マロン名無しさん :2005/07/13(水) 21:57:23 ID:???
風の剣最高w
722 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 00:03:15 ID:???
第142章 ナゾの男? 登場!
迫り来る魔物に対し、ククリがグルグルを放つ。地面がせり上がり、魔物の行く手を阻む。
凄い魔法だが、当のククリは半ば混乱気味で、自分で何を描いているのかもわからずに杖をぐるぐるしている。
せり上がった地面は壁となり魔物を取り囲み、迷路に閉じ込めた。
ククリの描いたそれは「妖精の迷路」と呼ばれるもので、ククリの迷う心がそのまま迷路を形作ったのだ。

オヤジとはぐれたままその場を逃げ出し休憩する一行。
気がつくと、ククリの杖が磨り減って穴が開いている。
その穴を覗くと、中には手紙と鍵が入っていた。それは魔法オババが仕込んだものだった。
その手紙によれば、このザン大陸でミグミグ族の秘密とククリのすべき事が明かされるようだ。

ミグミグ族の秘密。それはククリの両親の事なのか。
山の上を目指す一行の前に、多くの火を噴く魔物とオヤジが立ちはだかる。
この山を登るのは難しい。
一行が立ち往生していると、そこへクルジェが現れた。地の王の指示で助けに来てくれたのだ。

クルジェの用意した乗り物で山を登り終えた。それを動かしていたのは地の王だった。
山頂には、魔物と見紛うような建物があった。これが、ジュジュの感じていた味方のようだ。
杖から出てきた鍵でその扉を開き、中に入る。
そこには彼らを三百年待っていたと言う謎のマスクマンがいた。
マスクマンがその正体を明かす。マスクの下にはオッサンの顔。
オッサンはニケ達が驚かない事にショックを受けているが、ニケ達はその顔に見覚えがない。
ヨテロフ村に寄っていれば、彼の用意した数々のイベントが待ち受けていたらしい。
彼の20年に渡る努力は徒労に終わった。

で、このオッサンは大僧正「ファンザナ・ファイナム」。
彼はミグミグ族と魔王の秘密を握っているようだ。

723 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 02:48:14 ID:???
ソイヤ ソイヤ ソイヤ ソイヤ にバギワロスwww
乗ってみてぇeeeeee!
724 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 03:29:30 ID:???
相変わらずクルジェは頼もしいな。
にしても、本当にヨテロフ村に寄らなくて良かった。
725 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 05:07:48 ID:???
ククリたんにわかりま千円言わせる事はないだろ

726 :マロン名無しさん :2005/07/14(木) 19:08:19 ID:???
イベント…こういうネタ好きだなww
727 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 00:00:36 ID:???
第143章 ファンザナのほこらにて
ミグミグ族の秘密を知る大僧正ファンザナ・ファイナム。
彼の祖先は昔ミグミグ族に命を助けられ、300年後にここでミグミグ族に伝言を伝える役を引き受けたのだ。
さんざんじらされた末に明かされたその内容は
ミグミグ族は魔法陣の中にいます

とういうものだった。そして、明かされる「恋するハート」の秘密。
恋するハートは、自分の周りに魔法陣を描くことで魔法陣の外側に効果が現れる。
つまり、自分以外の世界中がすべて平和に包まれるのだ。
そして魔法陣の中のミグミグ族は「アナスタシア」と呼ばれる天界へ登る。
かつてギリを封印したミグミグ族もアナスタシアで暮らしており、
ギリの復活に備えひとりの女の子を地上にもたらした。
それが、ククリだ。ククリの両親は天界におり、ククリもまた、恋するハートを使うことでそこへ行ける。

そして、ニケもまた魔法陣の中に入り天界へと行くことになる。
そうしなければククリは失恋することになり、恋するハートは使えないからだ。
ククリはニケを気遣って他の手段があるかもというが、ククリだって両親に会いたいはず。
いずれはっきりさせるべき事だったのだ。
世界を救う勇者になる気が本当にあるのか。それと、ククリの事を。
一方、ジュジュは密かにアナスタシアに行きたがっている。
翌朝、ファンザナからこの先の様子を聞く。
この先は一本道だが多くの魔物が襲ってくるファイナルファイト系のようだ。

ファンザナはニケに伝説のアイテムを授ける。しかし、それはあまりに恥ずかしいデザインだった。
そんなアイテムだが、オヤジにぴったりフィットしている。

もしかして本当にオヤジが勇者…?
と思ったが、ここは流石のオヤジも遠慮して伝説のアイテムを外す事にした。
が、外れない。呪われていた。
こうして一行はファンファイのほこらを後にしたのであった。
728 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 14:52:13 ID:???
さあ、盛り上がって参りました!!
729 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 16:50:43 ID:???
最強の防具は親父が装備する決まりなのか?
730 :マロン名無しさん :2005/07/15(金) 18:42:11 ID:???
そういや草の装備もそうだったっけ。
でも頭の防具の方はべつにおかしいとは思わなかったけどな。
731 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 00:04:59 ID:???
第144章 ギリの城へ 1
ギリの城へ向けて歩き始めた一行。かなり歩いたが、ファンファイのほこらがやけに近くに見える。
ファンファイのほこらには飛行能力があり、一行の後を付いて来ていたのだ。
ファンファイは、自分もアナスタシアへ行きたいという。そして、ジュジュもまた。
みんながククリに魅かれて旅してきたのは、ククリこそが選ばれたひとりをアナスタシアへ連れて行く
天使だからだと、ジュジュは言う。

一行はファンファイのほこらに乗ってギリの城を目指す。
しかし、空を飛ぶ魔物がほこらに攻撃を仕掛けてきた。
魔物の体当たりを喰らって岩にぶつかるが、怪我の功名、ギリの城の上空に辿り着いた。

しかし魔物の攻撃は執拗だ。攻撃の機能を持たないほこらは、ついに天井を破られてしまった。
その穴から身を乗り出してニケが魔物を迎撃する。

しかし、真上から突っ込んで来た魔物に対応しきれず、魔物が穴にはまり込む形となった。
なんとか応戦しようと杖で踏ん張るククリだったが、杖はこれに耐え切れず、真ん中から折れてしまった。

732 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 06:08:37 ID:???
ククリたんの魔法陣の杖 ミグミグ族の遺産と思っていた
そりゃ穴開いているわけだからぺきっと折れる罠
それだけ腕に力を持ってきたんだね。
733 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 15:02:52 ID:???
ファンファイのほこらは、FFでいう飛空挺みたいなものか…?
でもなんか遅そうw
734 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 15:20:58 ID:???
ニケとククリちゃんのランデブーに着いて行ったらまずいぜよ。 ジュジュちゃんならまだしも・・・
735 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 19:58:25 ID:???
箒でもグルグル描けるんだから杖折れても問題ないな
736 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 20:19:42 ID:???
そろそろまとめに入った来た様なのでTVの終わりごろのようにルンルンさんも合流して欲しいな。
プードルはどっちでもいい。
737 :マロン名無しさん :2005/07/16(土) 22:43:57 ID:???
カヤの再登場は必至
738 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 00:00:50 ID:???
第145章 ギリの城へ 2
ククリの杖が折れてしまった。魔物の重みでほこらも下降している。
杖がないとグルグルが描けないと泣き出すククリ。
杖がなくても空中に描ける事をジュジュが諭すが、ククリは聞き入れない。
だが、それではダメなのだ。より自由で強力なグルグルを使うには、杖に頼っていてはいけない。
それは、好きな人に告白するときに友達に頼むか自分で直接告白するかぐらいに
インパクトが違うし、勇気がいる事なのだ。

そうこうしている間にもほこらはどんどん落下している。
ククリはついに覚悟を決めて杖なしでグルグルに挑戦する。
空中に指で魔法陣を描くククリ。グルグルで番犬を呼び出すことに成功した。

しかし、番犬は魔物ではなくオヤジを侵入者とみなして追い出して終わってしまった。
ほこらはついに横岩に接触し、谷底まで一直線に滑り落ちる。
谷底に降り立つ一行。オヤジもいつの間にか復帰しているが、もう驚かない。
突然、そのオヤジの股間が煙を吐き始めた。

伝説のアイテムから発生した煙はワンチンの具象気体だった。
今回はカッコいい姿だと思ったがそれは一部分だけ。やはり適当な姿だ。

この具象気体、伝説の防具を身につけたニケがククリと手を取り合った瞬間に
出現するように仕掛けられていた。
だが、ワンチンは「がんばれ」とだけ言って消えてしまった。…なんちゃってな。
その時、ニケの背後に何者かが出現。ククリに声をかけられて振り向くと、そこには…

739 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 00:23:00 ID:???
オヤジの股間から煙ギガワロスwww
740 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 00:48:18 ID:???
オヤジ最低w
741 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 04:20:07 ID:???
ククリちゃん あんな泣き方しない
うぁぁぁぁぁぁ~んと泣いて欲しい
ニケの場合と泣き分けているのだろうか
742 :マロン名無しさん :2005/07/17(日) 22:04:17 ID:???
ジュジュの恋愛論で「ああ~いいこといってんなあ~」としみじみ和んでこれからの
展開に期待したのに…オヤジのくだりでぶちこわしwww
あのページだけでどんぶり5杯は軽くいけるね
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